乳がん手術後の生活

乳がん手術後の日常生活

乳がんの手術が終わり、日常生活に戻る際の注意点ですが、無理しないで少しずつ体の状態を戻していく事が大切です。

 

もちろん退院をする時には日常生活を普通に送れる位には回復していると思いますが、それでも直ぐには今までと同じに無理をしてはいけません。

 

無理をしてはいけないからと言って何でも人任せにしてもいけません。炊事、洗濯、着替えと言うようなあまり負担がかからない事から自分で行って体を慣らして行く様にしましょう。

 

また、注意点としては乳がん手術をした乳房側の腕を使いすぎると、浮腫みが出る場合が有りますので注意して下さい。

 

徐々に体が慣れてきて、日常生活を送るのに自信がついたら、いよいよ仕事復帰です。もちろん体の状態、手術の程度によって復帰出来る時期は異なりますが、治療に差し支えがなくて、ある程度体力にも自信が有るならば、少しずつ仕事を始めても良いでしょう。

 

ただし、手術の際に腋窩リンパ節を切除した方や腕に力が入りにくいと感じている方は、出来るだけ重い荷物を持たない様に注意しましょう。どうしてもと言う場合には、手術をしてない方の腕で持つとか、キャリーを使うなどして負担をなるべくかけない様にしましょう。

 

また、車の運転もとっさの時にハンドル操作を誤る危険性が有りますので腕の力が戻るまでは避けた方が良いでしょう。

 

また腋窩リンパ節を切除した方は抵抗力が弱まっていますので、感染には特に注意する様にして、手に怪我をしない様にハンドクリーム等で予防する様にしましょう。